記念日
2011.11.11 Friday
Author : 瑚珀
同じ数字を繰り返して
語呂合わせを考えて
何か特別な日だと思い込んで
カレンダーに印をつける
星マーク・ハートマーク
音符マーク・二重丸
カラフルなシールを貼れば
ほら今日はもう記念日
だからといって何かをするわけでもなく
何か一つを考えるわけでもなく
そう決めたことに意味がある
私だけの特別な日
一体どんな意味があるだろう
興味のない人にとってはまさに無意味
世間話にしかなりはしない
それもちょっと侮蔑的ニュアンスを含んだ
虚しいと思っているけれど
止めることは出来なくて
一時のテンションが暴走したのね
今ではこんなに後悔しているなんて
来年もまたやってくるこの日
どんな気持ちで迎えるのだろう
いっそのこと消してしまえればいいのに
私の記憶からもこの手帳からも
どうせ誰も知らない秘密の記念日
刻み込まれたのは私の心にだけ
なかったことにできればいいのに
とても無意味な記念日を
なんだよもう!
2011.11.10 Thursday
Author : 瑚珀
なんだよもう!
なんだよもう!
ちょっとちょっとおかしいな
お前さんのその態度
改めたほうがいいんじゃない?
好きなら好きとストレートに
告白しちゃったらいいじゃんじゃん
うじうじぐじぐじ
一歩進んで二歩下がって
一体何がしたいんだ!
怖がる気持ちはあるだろうけど
忘れられるものじゃないのなら
一番大事なのは素直になること
あの子にじゃない、自分自身に
好きなら好きとストレートに
直球勝負しちゃったらいいじゃんじゃん
こそこそほそぼそ
姑息な手段を労したって阿呆らしい
計算なんか投げ捨てちまえ!
100%の成功率なんて意味が無い
そこにはドキドキが存在しない
恋の醍醐味味わいたければ
フラレることは覚悟の上で!
なんだよもう!
なんだよもう!
どうせ両思いなんだろう!?
脈があるからジレンマに悩んでる
明日の幸福か昨日の夢かって
清水の舞台から飛び降りちまえ!
死んだら俺がせいせいするから
好きなら好きとストレートに直球勝負!
ナマの迫力に勝るものはなし
情熱をそのままぶつけちまえ
恥なんてどっかに捨ててこい
なんだよもう!
なんだよもう!
結局お前告白できるんじゃねーか
今までのあの態度は演技かポーズか
幸せになったんならどっかに行っちまえ
不幸せになったんならどっかに行っちまえ
どっちにしろ同じようなもんだろう
新しい場所で新しい何かを見つけてこいや!
頭の中と心の中
2011.11.09 Wednesday
Author : 瑚珀
頭の中と心の中
どっちも同じぐらいカオス
ぐるぐる渦巻いているコレは
一体何なのだろう?
黒と白のらせん状
見つめていたら目が回る
赤と白の渦巻き
おめでたいことデスネ
頭の中と心の中
どっちも同じくらいわからない
繋がっているはずなのに
全く協力してくれない
赤と黒の碁盤状
向かい側には誰かが立ってる
黒と赤の格子状
向こう側を覗いてみるよ
頭の中と心の中
ぐるぐるぐるぐる回ってて
白と黒が巡って巡って
赤と黒が廻って廻って
ほら赤と白の紅白旗
一生懸命振ってやろう
うん、大丈夫。
2011.11.08 Tuesday
Author : 瑚珀
うん、大丈夫。
何も気にすることはない。
この道で合っている。
何も怖れずにそのまま進んでごらん。
目的地が見えるはずだから。
私が欲しがっていた言葉は
他の誰かに与えられたとしても
同じように暖かさを感じられただろうか?
他でもないあなただったから
私はこんなにも感激し、感動し
疲れた足を休めることなく
また歩き出すことが出来たのだろうか
辛いね、でももう大丈夫。
僕がついているからね。
一人でいることが不安なの?
怖いのなら振り返ってごらん。
皆が見守っているはずだから。
私が求めていた家族は
例え血のつながりがなかったとしても
確かな絆を育めたのだろうか?
ひどくあやふやな日常を共に過ごすことで
積み重ねてきた愛やら情やらで
疑うことのない運命の輪を
信じることが出来たのだろうか?
極楽お花畑
2011.11.07 Monday
Author : 瑚珀
誰も入ってこれない
絶対に秘匿されていて
完全に密閉された空間
だからこそ私はのびのび出来る
ここは私だけの秘密基地
内緒の場所でそっと居眠り
明日には騒音の中に戻らなければならないから
束の間の休息を味わうの
隠し持っていたお菓子とジュースで
空中に向かって乾杯する
炭酸がきついアルコールはもう飽きた
珍味も高級品も別に欲しくない
子供みたいに人目を気にせず
好きなだけ食べられることが幸せ
誰も入ってこれない
そんな空間が自分には必要で
誰にも知られたくはない
心の場所というものが誰だってある
言いたいことしまい込み
爆発しそうな感情を抑えこみ
いつだって常識人ぶっている
だらけた表情筋はしばらくお休み
脳も回転を止めて休養中
ここがこの世の極楽か
もう他には何も要らない
今ならきっと飛べる気がする
今ならきっとなんでも出来る
そんな精神の高揚を抑えて
夢の世界に旅立つのだ
誰にも知られない秘密基地で
誰にも捕まえられない夢の世界に
ほうら、ここはもう極楽お花畑
何も聞こえない静かな空間で
2011.11.06 Sunday
Author : 瑚珀
何も聞こえない静かな空間で
何を考えればいいのだろう?
誰かのことを
自分のことを
これからのことを
今までのことを
考えることは沢山あるはずなのに
私の脳みそは思考を放棄している
誰かのためにとか
明日のためにとか
自分のためにとか
そういうことを考えられない
昨日まで確かに生き生きと生きていた私は
一体どこに消え去ったというのだろう?
ただこの何もない白い空間で
息を吐くだけの生き物に成り下がった
冷たい電子音が聞こえる
単調で孤独で不安になる音
私を私でなくす音
何も聞こえない静かな空間のはずなのに
空っぽの頭の中にずっと鳴り響いている
何も聞こえない
何も考えられない
もう、何も
そう、何も
何も
何も
とめどなく流れいく感情を
2011.11.05 Saturday
Author : 瑚珀
とめどなく流れいく感情を
止められる方法があるのなら
愛、とか、恋、なら
どれほど良かっただろう
この感情は一体何なのか
夢の中ですら会いたくない
忘れられるのなら忘れたい
憎しみ、とかを抱いていて
復讐したい、と思っているなら
話はもっと簡単だったのに
苦しむ顔は見たくない
出来るならば笑っていてほしい
振り上げた拳を
どうしたらいいのか分からずに
戸惑っている状態が今、なのだ
とめどなく流れる思考の裏側で
確かに僕は組み変わっていく
人、と、人、との間に
絆とか縁とか言うものがあるのなら
それは一体何のために
手をつなぐつもりはない
同じ道を歩むつもりもない
ただ遠くから見守っていたい
不思議な人だ、君ってやつは
不可思議な縁だ、運命ってやつか
とめられない何かに流されて
今日も僕は組み変わっていく
君に必要なのは空元気
2011.11.04 Friday
Author : 瑚珀
やばい やばい
つらい つらい
なら なら なら
君に必要なのは空元気
嘘っぱちでもいいから
鏡の前でニッコニコ
笑顔を作ってみればいい
唇が重くても
無理矢理こじ開け一言
ありがとうって言ってみろ
テンション高いクラスメイトを横目に
アンニュイに文庫本を開いてみたって
新しい世界はやってこない
やばい やばい
つらい つらい
なら なら なら
君に必要なのは開き直り
どうせ自分は自分で
元に戻ってやり直せないなら
全て正しいと思うしかない
悩んだって変えられない
振り向いたって同じ道
これでいいんだって言ってみろ
ハッピーな同僚を羨まずに
ブルーマンデーを卒業してみれば
口癖はもう消え去っている
飛び降りるのも飛び立つのも
2011.11.03 Thursday
Author : 瑚珀
飛び降りたらきっと一瞬で
飛び立ったらきっと永遠なんだ
背中に生えた純白の翼は
僕を笑っているかのよう
上から見下ろしたって
地上と何も変わらない
違う景色を期待したって
人々は下しか見ていない
それは僕だって同じで
空を見上げたことなんてない
一歩足を踏み出せば違う世界が待っている
体が落ちたとしても
浮いたとしても
希望なんて言葉を軽々しく口にしたくない
どうせ裏切られるだけだと分かっている
いつだって僕を裏切るのは僕自身
振り返ってやっぱりねと言う
例え望みを捨てずに飛んだとしても
羽ばたくだけの力が僕に残されているだろうか
飛び降りるのも飛び立つのも
きっと大きくは変わらない
ビルの屋上から眺めている僕を
地上の人々は誰も気付かない
背中に生えた純白の翼を笑おう
根が生えたように動かない足に力を入れよう
違った世界が僕を待っているはずだから
薔薇の花弁を敷き詰めるように
2011.11.02 Wednesday
Author : 瑚珀
薔薇の花弁を敷き詰めるように
愛の言葉を重ねて
甘い香りで胸をいっぱいにする
私の愛の言葉は私だけが聴けばいい
誰にも渡すつもりはないの
あの人のことを想う気持ちは
綺麗なままで残しておきたいから
花束にして捧げるつもりはないの
色褪せてしまった思い出ほど
哀しく醜いものはない
いつでも思い返せるように
押し花にして大事にしまっておく
華麗に可憐に重ねた言葉の数々を
大輪の椿の花を飾るように
あの人から頂いた手紙は
真っ白い机の上に置いておく
振り返ればいつでもそこで見守っていて
何度だって私を桃源郷へ誘う
あの人の一番素敵な時を閉じ込めて
都合の良いぬいぐるみのように
落ち込んだ時に抱きしめるの
傷つけられず傷つけず
温もりのない優しさが私を癒すから
いつでも隣にいてくれるように
一生私と共にあるように
そこにあるのは永遠に変わらない愛
薔薇の花弁を敷き詰めるように
愛の欠片を集めて重ねる
甘い香りは私を満たし癒し
いつだって私の隣に漂う